【 構想から3年の歳月を経て・・・】
私は金沢の美大を卒業し、まもなく金属に漆を塗る技術を当時の諏訪精工舎(現在セイコーエプソン)の依頼で、研究開発する幸運に恵まれました。その後、1998年の長野オリンピックでは漆蒔絵による入賞メダルを提案させて頂き、幸いなことに勝者の栄光を称えるメダルとして世界中に飛び立っていきました。しかし、私の次なる仕事は世界に向けて日本の歴史ある漆工芸を、現代において何を残せるかでありました。この度、構想から3年の歳月を経て長年時計と関わりあってきましたその集大成として、古来より人類に時を告げてきました森羅万象“太陽と月”をテーマにした、私が夢に描いた蒔絵機械式腕時計が完成しました。何分にも複雑な構造ゆえの物・・・若い頃からの友人であり、日本では稀な時計作家である平林隆氏をはじめ、大手時計メーカーの皆様方、また多くの支援機関の方々のご協力ご支援を頂き完成に至りましたこと、まことにありがたく感謝している次第であります。
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